デイトレード 第1章 ートレーディングの勝者への誘いー
こんにちは、かとちゃんです
今回は日経BP社から出版されている”デイトレード”という本を紹介したいと思います
トレーダーの間ではとても有名な本ですよね
私にとってのこの本は、とても衝撃を受けた本であるとともに、今後のトレード人生に変化をもたらしてくれそうな一冊でした
これまで読んだ株の本は20冊ぐらいでしょうか
まだまだ読み足りないとは思いますが、これまでは、一般的なテクニカルな内容から、ファンダメンタルの本、世界経済の本などを読んできました
特にテクニカルに関する本が多かったように思います
でもこの本の切り口は全く違っていて、人の内面にある欲や恐怖への取り組み方、トレード思考といったメンタルに特化した本です
そんな内容が、マーケットを彷徨い歩いている今の自分の立ち位置にピッタリとハマる一冊だったんです
この本にはテクニカルのことは殆ど書かれていません
というよりも、一切書かれていません
でも、迷えるマーケットの子羊たちを光が差し込む方角へと導いてくれるような、そんな一冊だと思っています
そして、この本は「さあ、これから株を始めるぞ!」というまったくの初心者向けというよりは、私のように株を始めて少ししてから読むべき本かと思います
特にトレードの壁にぶつかって、メンタル的にきつくなったり、自分は株にむいていないのかな、と思い始めた頃に読むのがお勧めです
ただ、残念なことにこの本の全ての内容について共感することはできず、また理解できない箇所がいくつもありました
経験不足故なのかな、と思う反面、その考えはちょっと違うのでは?という頑固さによるところもあります
このことは(自分が共感できない、理解できない、あるいは異なった考えを持っている)、もしかしたら今の自分にとって足りない部分についての大きなヒントが隠されているかもしれません
経験と読み込みがまだまだ足りないのかもしれませんね
ここからは、この本に書かれている内容を抜粋していきます
ネタばれです
心に刻み込めるように、少しずつでも変わることができるよう(収支面を含めて)、時々このページを訪れようと思っています
ここで表現している文言には、本からそのまま抜粋したものと、自分なりに読み砕いて自分の言葉で表現しているものが混在しています
そして、突発的に、且つ箇条書きなため文脈が分かり辛い箇所があると思いますが、ご容赦いただければと思います
なお、共感できなかったり理解できない箇所、あるいは本に書かれている内容とは異なる考えを自分が持っている事柄についてはグレーの文字で記載しています
”デイトレード”は合計8章で構成されていますが、1章ずつブログへアップしようと思います
まずは第1章です
ー デイトレード ー
第一章 -トレーディングの勝者への誘いー
◆株式を取引するのではなく、人を取引する
一つ一つのトレードには必ず相手がいる
「どちらが、より賢いのか」
成功するには2つの欠点を持つ人を探す
割安な値段で売ってくれる人、割高な値段で買ってくれる人
◆最高のトレーダーは安定的に機能する2つか3つの手法に気づき、それを繰り返し使用している
反復には価値がある
◆2日から2週間先を見通す姿勢でマーケットに参加する
自分たちで消化可能な2日から2週間の期間に時間軸を区切る
見通しが誤っても、生活を無駄にしたりせず、見通しを改めて先に進むことが可能
これが、8か月、12か月の見通しの誤りは致命傷になりかねない
◆熟練したトレーダーはチャートで取引する
短期のトレーダーにとって、テクニカル分析やチャート分析はファンダメンタル分析よりも輝きを増す
ただし、チャートが常に正しいわけではない
時には機能しないこともあるが、それは経験豊富なトレーダーにとって価値あるメッセージである
◆株価の動きは欲望と不安と恐怖のいずれかの感情に基づいている
マーケット参加者の大半が欲に満たされている場合、強気相場になる
大半の人々が恐怖に支配されている時、弱気相場になる
不安になっている、様子見ムードになっている時、横ばいで落ち着く
◆まずは知識を求めよ、利益はその後である
トレーディングの知識と、トレーディングで得た利益
トレーディングで得た知識のほうが圧倒的に重要
「ある男に魚を与えれば、彼はその日は食料を得ることが出来る。しかし、その男に釣りを教えれば、彼は一生食料を得続ける」
⇒知識欲を利益に対する欲望に優先させなければならない
◆短期の時間軸
数日後についての相場観のほうが数年後についての相場観よりも正しい確率が極めて高い
優れたトレーダーは、短期の時間軸で行動することによりマーケットの確率を味方にすることが可能である
◆なぜ短期の時間軸が最も安全なのか
すばやいトレーダーは、いかに状況が悪化しても、日ごとにそれを受け入れることができる
1)迷った時はポジションを手仕舞う
2)ポジションを取り直すことはできる
3)ポジションをすっきりすれば、頭の中もすっきりする
4)ボンクラが利益をあげることも時にはある
5)20%下落した銘柄で5%の損失で済んだ場合、敗北ではなく勝利である
6)最良の防御は最良の攻撃である
7)ポジションを手仕舞うことは、明日もポジションをとれることを意味する
◆3つの発見
1)「正しい銘柄」を間違ったタイミングで買ってしまい、すべてを失う可能性
2)「間違った銘柄」でも正しいタイミングで買えば、利益を上げる
3)株価を上げる唯一の原則は、「売りを上回る買いが存在する」ということ
◆愛 ー トレーダーの力の源泉
成功しているトレーダーで
・トレーディングが嫌いであるという人はいない
・自分の能力を軽蔑している人はいない
トレーディングを愛するように努力してほしい
◆確実を求める欲求は罠である
株式市場において確実を得ることは不可能であることを認識すべきである
この真実を受け入れることができれば、トレーダーは大きく前進できる
確実を達成することができないと認識した時に、精神は落ち着きを得られるのである
確実ではなく、高い確率を模索すべきである
第2章へつづく