デイトレード 第8章 ー10の教訓ー
こんにちは、かとちゃんです
今回も日経BP社から出版されている”デイトレード”という本の紹介です
今日は第8章です
全8章かと思っていましたが、最後の章に、著者からのメッセージが書き添えられていました
これまでの内容を総括したものですので、ブログにアップしようと思います
この章とあわせて残り2章ですが、頑張っていきましょう!
今回も、共感できなかったり理解できない箇所、あるいは本に書かれている内容とは異なる考えを自分が持っている事柄についてはグレーの文字で記載しています
ー デイトレード ー
第八章 ー10の教訓ー
◆第1の教訓 相場がよくない時には現金が一番
マーケットが不透明なときは、執行されたストップロスは株式を「現金化すること」を強要する
マーケットが急落している局面では現金を保有することが最適な選択肢である
なぜなら、下落相場が最終的に底を入れて反転に転じ、収益機会が激増した時には現金が必要だからである
◆第2の教訓 時間の分散がマーケット・リスクを最小化する
週に2回、保有資金の1/4ずつ投資をする
2週間が終わった段階で保有資金の全てを株式の購入に充てられている
この戦略の妙味は、最後の株式を購入した時点で、最初のあるいは2番目の投資まで売却している可能性が高いことである
また、判断の数を制限することにより、質の高い投資判断が可能となる
◆第3の教訓 買うこととポジションを積み増すことは違う
投資家は大底を形成しようとしている銘柄についてポジションを積み増していくべきである
◆第4の教訓 マーケットの全体にとらわれてはいけない
ポジションをとる際には、マーケット全体の方向性には意味があるが、売却に関しては、マーケット全体が「どうなるか」よりも、個別の取引のほうが数段重要である
マーケット全体の方向性がトレーダーの最終的な判断尺度であってはならない
◆第5の教訓 犬を売り、人形を買う
売れない物(敗者、犬)を早急に処分し、売れ筋(勝者、人形)を仕入れるべきである
人形を購入しパフォーマンスをあげるべきである
◆第6の教訓 マーケットの下落局面で実力がわかる
全銘柄の9割が上昇している時に利益を上げることに才能は要らない
マーケットが下落している時に、機敏さ、的を射る正確性、平均以上の銘柄選定能力が必要となる
◆第7の教訓 情報誌やアドバイザーを採点せよ
情報誌やアドバイザーを採点するのは、勝った時ではなく負けた時である
いわゆるエキスパートが損失を被った時に、彼らの損失は利益に比して安定的に小さいかで判断しなければならない
プロの損失は常に少額であるということを忘れてはならない
◆第8の教訓 時は金なり
トレーダーの受容力はマーケットが引けた後に最も高まる
1日の行動を振り返ったり、取引を分析したり、明日の準備をしたり、そしてトレーディング日誌を付けたりしているだろうか
◆第9の教訓 勝者は自らことを成し遂げ、敗者は流されるまま
トレーディングで成功している者は、苦しみながら、飽くなき努力を重ねて自ら成功を想像するのである
心の底から成功を望むのであれば、夜と早朝の静けさの中で、世界やマーケットがまだ休んでいる時に準備を進めなければならない
◆第10の教訓 「誓い」の力を使う
トレーディングで成功するためには正しい行動をとらねばならない
トレーディングに関する行動について、心の底から誓いを立てている者がいるだろうか
「高値追いをしないことを誓います」
「ストップロスに必ず従うことを誓います」
「利益を追う前に、必ずリスクを考えることを誓います」
「損失を被った取引から得た教訓は必ず書き留めることを誓います」
等
第9章へつづく