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2018年10月から株をスタート へたっぴトレーダーによる株式奮闘日記

デイトレード 第2章 ー優れたトレーダーへの精神修行ー

こんにちは、かとちゃんです

 

今回も日経BP社から出版されているデイトレードという本の紹介です

 

今日は第2章です

 

この章はかなり過激な内容です

直接的な表現は使っていませんが、トレーディングは弱肉強食の世界であることを暗に示しています

そして、精神的な改革が極めて重要な点としてあげています

 

そんな世界に身を置いている自分としては、恐ろしさを感じるとともに、勝ち続けているトレーダーの方々に尊敬の念を抱かずにはいられません

でもいつかは、感心する側ではなく、感心される側になってみたいものですね(笑)

 

 

今回も、共感できなかったり理解できない箇所、あるいは本に書かれている内容とは異なる考えを自分が持っている事柄についてはグレーの文字で記載しています

 

ー デイトレード ー

 第二章 -優れたトレーダーへの精神修行-

 

 ◆勝ちは常に勝ちではないし、負けは常に負けではない

 ある特定の取引の結果から、その手法あるいは取引における判断の正しさが判明するものではない

 少なくとも10回の取引をもって判断すべきである

 

◆大衆は長期にわたって勝ち続けることはできない

 プロは平均的な投資家を間違ったサイドに追い込むことに秀でている

 初心者が買いたいときはプロが売りたいときである

 初心者がもう駄目だと思って売りに回るときに、プロは初心者から積極的に買うのである

 ⇒問題は、自分がこの喜劇のどちらのサイドにいるのか、ということである

 

バンドワゴン効果

 バンドワゴン(楽隊車)が賑やかに進む様子から一転、惨劇に変わる様を、マーケットに参加するプロと初心者に見立てた悲劇のストーリー

 詳細は割愛

 変化を遂げることができなければ、プロにもてあそばれる玩具である

 

◆疑問を持つことの危険性

 マーケットは次の3つの減少しか生じない

 1)上昇

 2)下落

 3)横ばい

 

 ex) 悪いニュースが今朝流れたのに株価が上昇している(売りを仕掛けている最中)

 「なぜ」を追求すると行動に移せない(損切り等)

 「なぜ」を追求するのは手仕舞ったあとでよい

 

◆正確さが弱点となる場合

 自らの手法に心酔してしまった場合、そのアプローチに疑問を持つ、あるいは変更をする、さらにはそのアプローチを放棄しなければならない兆候を無視してしまうリスクを負うことになる

 アイディアや見栄えのよい観念に忠誠を尽くす必要はない

 最終的には唯一意味のあるものに忠誠を尽くすべきである

 それはお金である

 

◆ポジションの取り方でトレーディングの8割は決まる

 ポジションの取り方でトレーディングの8割は決まる

 

◆認知が現実となる(P79)

 残念ながら内容を理解できず

 

◆事実は利益にならない

 好材料を受けて株価が下落して、悪材料を受けて株価が上昇することは日常茶飯事

 プロのトレーダーは、「事実(ニュース)はどういう意味なのだろう?」、という疑問はなく、彼らは「このニュースに対する人々の反応はどのようなものだろうか?」と聞く

 

◆マーケットでは事実は問題ではない

 我々は、ある銘柄についての人間と人間の持つ認識を買っている

 株価を動かすのは人間であって、事実ではない

 

◆取引で成功するためには人間性を捨てなければならない

 人間は正しい行動が最も難しいものであり、間違った行動は容易であると認識されてきた

 ある特定の戦略やアプローチが心理的に、感情的に受け入れがたいものであれば、それが正しいことである確率は極めて高い

 

 ex) 大幅な損失を被っているトレーダーがいる

  彼は様子見を続けることは正しい答えではないことは理解している

  しかし、トレーダーは一時の安楽に逃避し様子を見るという選択をしてしまう

  つまり、正しい行動を取るための闘いに敗れたことになる

 

 ⇒ ある一定の水準に達したトレーダーは、自然な発想が逆転し、容易なことが正しいことになるように思考を続けることが可能となる

 

◆大多数が恐れをなして踏み込まないところにチャンスが潜んでいる

 確信を得る前に行動することを学ばなければならない

 確信を得るころには、利益を得るチャンスは消えてなくなっているからである

 

◆何もしないことがベストの選択である場合

 時に応じて小休止することは最も生産的な行動である

 マーケットが思うようにいかないとき、何か様子がおかしい時には小休止すべきである

 

 時には小休止し、展開を傍観することが最も重要な行動であることもある

 資金を失わないための唯一の行動にもなりうる

 

◆考え方ではなく、取引の仕方を教えてくれ!(誤った考え)

 トレーディングの知識(取引の仕方)を得ることは難しくない

 知識は長い旅路の関門にすぎない

 しかし、トレードで活用できる道具の中で最も優れているものは自己の心(思考・考え方)である

 無知なもの、思考力のない者は、枯れることのない富の源泉となる

 

◆今手元にあるもので何ができるか

 現在手元にあるものを十分に活かしきる以前に、より多くを求めようとするが注意が必要である

 ・自分が持っている知識は十分に実践されているであろうか?

 ・知識を消化し、活用し、最大限に活かそうと試みる前に、次の知識を求めようとしてはいないだろうか?

 ・現在のポジションに責任を持ていない状況において、より多くのポジションを取ろうとはしていないだろうか?

 

◆自分の過去を好きになれるか

 トレーディングにおいて、過去の失敗や間違いから学ぶところは多い

 しかし、過去に囚われすぎることは、トレーダーにとって致命的な問題を引き起こす可能性がある

 それはトレーディングは心理的な要因が8割以上を占めるためである

 

 過去の重荷を背負ってトレードしてはいけない

 過去の損失の影響を受けている前兆としては、以下のようなものがある

 

 1)躊躇 ⇒ 確実を求めている

 2)引き金を引くことを恐れる ⇒ もっと知りたいという欲求

 3)利食いのタイミングが早すぎる

 4)損切りができない

 

 トレーディングの時には過去を捨て去り(一時的に)、身軽でいる必要がある

 

◆苦痛と快楽のサイクルを打破すること

 トレーダーはトレーディングの結果に左右されてはならない

 結果による苦痛、快楽が徐々に薄れていくことにより、一段上のレベルに昇格できるのである

 

 取引の結果は関係ないのである

 勝者になる欲望とは、取引の細部を正しく遂行したいという欲望に他ならない

 調査、思考、決定、タイミング、ポジションの取り方、設定した損切り、精神的なバランス、待つ姿勢、損切り水準の修正、手仕舞い等々である

 

◆健全なテクニックは健全なセンスを育てる

 センスは、さまざまな経験をしながら長い時間をかけてゆっくりと育ち、徐々に発達するものである

 トレーディングテクニックを体型だって理解し、頻繁に用いることによってセンスも徐々に身につくものである

 長らく、そういった手法、テクニックを使用していると、第六感が発達しテクニックが必要なくなりセンスが支配的となる

 ただし、この状態に達するまでは、トレーダーは感情的かつ心理的な闇から身を守るためにもルールやテクニックに忠実に従わなければならない

 

◆適度な恐れは精神衛生上好ましい

 恐れを知らない初心者は、無鉄砲にマーケットに飛び込み、マーケットの力に敬意を示さずに滅びる

 恐れによって、警戒し、注意深く行動し、常に次の行動がとれるように意識することができる

 経験を積むことにより知識が身に付き、知識が付くことによって力がつき、みなぎる力が恐怖やパラノイヤにとってかわる

 そして、徐々に気が付かないうちにマーケットが誠実な友人になっていく

 

◆前向きな考え方が違いを生む

 勝者が自信を得ているのは彼らが勝っているからだと思うが、実際は、勝者は自信と確信を得ているから常に勝てるのである

 負けがこんでいるトレーダーは、とる行動の全てが力を欠き、決意に欠ける

 判断は弱く、弱弱しい目線の奥には恐怖が見え隠れする

 

 一方連勝しているトレーダーは、熟慮の上で行動をとり、判断は素早く適切である

 その行動は勝っているからそういった精神状態を得ることができるのではなく、そういった精神状態にいるから彼らは勝てるのである

 前向きな態度をとるからこそ彼らは勝つのである

 

◆前向きな態度でトレーディングすること

 マーケットを今にも自分をとって食わんとする巨大な怪物とみれば、すべての判断は臆病で決意に欠けるものとなってしまう

 

 逆にマーケットは敵ではなく開放者である

 すべての欲求を満たし得る要素が詰め込まれているが、それらは力ずくで奪うものであり、施しを求めるものであってはならない

 マーケットは莫大な収益を上げることが出来る場所、フィールドである

 私を儲けさせてくれるためにマーケットはある

 他の全てのトレーダーは私の反対サイドにいて、私が買いたいときに売ってくれ、私が売りたいときに買ってくれる

 

◆毎日考えるべきこと

 行動、感情がどのような影響を与え得るか

 以下に示すポイントは精神の安定、精神的に陥るわなを避けるためのものであり、しばしば読み返すべき

 

 1)考えること

  考えすぎることはよくないことである

  優れたトレーダーは何をすべきか考える必要がなく「行動する人」になっている

 2)想像力

  いたずらに想像力を働かせるのはよくない

  成功するトレーダーは、現実、事実に基づいて行動する

  想像したり、推測したり、希望したりせず、事実に反応するのである

 3)恐怖

  恐怖は知的な行動の妨げとなる

 4)欲

  トレーディングにおいて、大儲けを狙ってもうまくいくことはない

  大儲けを狙うことは初心者の証である

  トレーディングでの成功は数字を積み上げていくことである

 5)情報

  情報がありすぎると想像力を刺激してしまい、情報の出し手の見方に影響を受ける

  重要なのは、他の者がそのメッセージにどのように反応するかなのである

 6)期待

  適度な期待は許容できるが、それは安全な期待でなくてはならない

 7)過度な調査

  過度に調査することは行動を起こすことを妨げ、不確実性を増加させる

 8)希望

  希望はトレーダーにとって危険なものである

  希望は、まさに行動が必要なときに行動を起こさせないように仕向ける損切り

  希望を持つことによって事実が見えなくなり、そして、希望を売る者の餌食となる

 

 

第3章へつづく