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2018年10月から株をスタート へたっぴトレーダーによる株式奮闘日記

デイトレード 第5章 ートレーディングにおける7つの大罪ー

こんにちは、かとちゃんです

 

今回も日経BP社から出版されているデイトレードという本の紹介です

 

今日は第5章です

 

ここでは、ストップロスを無視するという大罪から始まり、7つの大罪について書かれています

その中の時間軸を変更する大罪について、私的には不明点があったので、今後のトレードに影響があるかもしれませんので記載しておきます

 

 大罪のうちの一つに、時間軸を変更する、というのがあります

 本書の例題では、短期トレード中に損失を出しているときにストップロスを正当化するために中期、長期への時間軸変更について書かれていますが、短期トレードで利益が乗っている状態においても中期に時間軸を変更することはダメなのか?

 例えば、勢いがあったため翌日以降にも様子を見たい時など

 もちろん、日足のチャートでロスカット、利確の設定を想定できることが前提としています

 

 それと、中期の時間軸を想定していても、エントリーする際に分足でタイミングを見ながらエントリーする場合もあると思います

 その場合においても、分足でのロスカットを設定しなければならないのか?

 ⇒第6章に回答がありました

  中期(スィング)の場合は、日足チャートに基づいてエントリーするのが基本のようです

  ですので、日足チャートを用いてエントリーもロスカットも設定するということです

 

上記が疑問に感じた点です

 

今回も、共感できなかったり理解できない箇所、あるいは本に書かれている内容とは異なる考えを自分が持っている事柄についてはグレーの文字で記載しています

 

 

ー デイトレード ー

 第五章 ートレーディングにおける7つの大罪

 

◆第1の大罪 すぐに損切りできないこと

 トレーディングで成功するか否かは、いかに損失をコントロールするかによって決まるのであり、いかに損失を回避するかによって決まるのではない

 

 <対策>

 1)損切りの水準をあらかじめ決めておく

 2)あらかじめ定めた水準で損切りしなければならない

  優れたトレーダーは目にもとまらぬ早さで損切りするエキスパートである

 3)どうしても損切りのルールを守ることが難しい場合には、ポジションの半分を損切る癖をつけるところから始める

 

◆第2の大罪 利益を勘定すること

 お金を勘定する癖は、大きな利益の可能性を奪い去るだけではなく、利益を失うことに対する恐怖を助長し、また感情のバランスを失わせ、破滅的な行動を招くことになる

 

 <対策>

 1)ポジションを手仕舞うための水準を2つ設定する

  ひとつはストップロス(損切り)、もうひとつは、目標価格である

 2)上記で設定した2つの価格に達した場合のみ売却する

 3)どうしても当初の売却水準に達するまで我慢できなくなった場合には、その時点でポジションの半分を売り、残りは当初の戦略通りとする

 

◆第3の大罪 時間軸を変更すること

 マーケットの時間軸は、超短期、短期、中期、長期の4つにわけることができる

 マーケットの参加者が犯す失敗は1つの時間軸で買って、別の時間軸で売るという失敗である

 例えば、短期での値上がりを期待してある銘柄を買ったが、計画通りには株価が上昇しなかった場合、売却はせずに当該銘柄を中期から長期にかけて保有することに決める

 

 <対策>

 1)ある時間軸をもって取引を開始したならば、その時間軸の範囲内で売却するよう計画すること

 2)ストップロス(第1の売却水準)を下方修正してはならない

 

◆第4の大罪 より多くを知ろうとすること

 ポジションを取る前に、より多くを知ろうとする者は常に出足が遅く、負けるべくして負けるのである

 すべての事実関係を知ることができたころには、収益機会は存在しない

 ⇒ 噂で買って、事実で売れ

 

 <対策>

 1)よいニュースを受けて買うことに対して、あるいは悪いニュースを受けて売ることについては消極的であること

  大口で売るべき玉を保有している投資家にとっては、初心者が慌てて買いに入ってくる状況は大歓迎なのである

 2)買いの判断、売りの判断はチャートを用いること

  チャートを正しく解釈すれば、大口のプレーヤーが何をしているか分かる

  3)「これから知ろうとしていることは、取引に必要な情報なのか、それとも安心を得たいだけなのか」を問う

  安心を得たいだけであれば、それを知る必要はない

  チャートで得た事実以上のことは知る必要がない

 

◆第5の大罪 過度に自己満足に陥ること

 すべてが順調であるときにこそ、警戒心を強めなければならない

 トレーダーが安心感を覚え、自己満足に浸り、自惚れるようになった時は、マーケットの反転は近い

 

 <対策>

 1)ポジションの量を半分にする

  たいていのトレーダーは全く逆の行動をとるという重大な失敗を犯す

 2)取引の頻度を減らす

 

◆第6の大罪 間違った勝ち方をすること

 損切りを遵守せず、結果的に利益を上げた場合、次に同じ状況に直面した時に、同じ過ちを犯す

 今回は前回のように反発せず、大損するまで下落し続けるかもしれない

 

 <対策>

 1)取引に勝つたびに取引の内容を吟味する

  具体的には、買い入れ、当初のストップロスの設定、待ち方、資金管理、売却などについて、失敗、ルールの逸脱などがなかったかどうかを確認する

  もし、何らかの失敗が見つかったなら、その取引を失敗と位置づけ、トレーディング日誌に書き記しておく

 2)希望を持つこと(Hoping)と保有を継続すること(Holding)という2つの邪悪なHは、しばしば間違った勝ち方につながる元凶となることを認識する

 

◆第7の大罪 正当化

 分足チャートで買い注文を出し、それは失効されたが、その後株価は下落に転じた

 当初想定していた分足のストップロスを無視して、日足チャートをチェックし、問題なさそうと判断し日足でのストップロスに水準を下げてしまった

 この行動は以下の3点で致命的な失敗を犯している

 1)時間軸を変更したこと

 2)取引計画を立てたにも関わらず、その計画を実行できなかったこと

 3)行動を正当化したこと

 

 <対策>

 1)自分が正当化を行っているか知る必要がある

  「なぜ」、「ニュースをチェックする」、「かもしれない」は正当化を行っている兆候である

 2)兆候がでたら、ポジションを手仕舞う

  少なくとも半分は手仕舞う

 

◆どのようにして悪魔を探し出し、やっつけるか

 失敗や損失には2種類ある

 一つは平均の法則に基づくもので、避けようのないものである

 もう一つは、7つの大罪に基づく失敗である

 

 7つの大罪に基づく失敗について、原因を分析しカテゴリー化する

 たとえば、遅すぎた買い入れタイミング、早すぎた売却、ストップロスの無視等である

 そして、発見した要因をひとつづつ着実につぶしていく必要がある

 

 

第6章へつづく