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2018年10月から株をスタート へたっぴトレーダーによる株式奮闘日記

デイトレード 第3章 ー「逆境」と「損失」ー

こんにちは、かとちゃんです

 

今回も日経BP社から出版されているデイトレードという本の紹介です

 

今日は第3章です

 

この章はサブタイトルである”「逆境」と「損失」”からもイメージしやすい内容ですね

 

トレーディングにおいて、損失は決して避けられるものではなく、どのようにコントロールし損失を抑えるか

損失・失敗から教訓を学び、消化し(心に刻み込み対応を講じる)、実践に移すべきである

といったことを教えてくれています

 

今回も、共感できなかったり理解できない箇所、あるいは本に書かれている内容とは異なる考えを自分が持っている事柄についてはグレーの文字で記載しています

 

ー デイトレード ー

 第三章 ー「逆境」と「損失」ー

 

 ◆逆境という力

 逆境、損失はマーケットから得られる最強のお土産である

 「敗者の日記」を書き、負けた取引に共通する要因を探すのである

 その要因が見つけることができたならば、確実にそれを撲滅しなければならない

 

 自分の失敗から学ぶことができないならば、悪となる

 

◆損失を利用する方法

 成功からは多くを学ばない

 失敗のみが道を照らし、進むべき道を示してくれるのである

 頻繁に損失を被ることによって、はじめて行動を変えることができるようになるのではないか

 

◆少額の損失 -熟練したトレーダーの証

 永久に損失を根絶できるような完璧なアプローチ(聖杯)は存在しない

 トレーダーの成否のほとんどは損失を排除するかではなく、いかに損失をコントロールできるかにかかっている

 いかに負けを「管理可能な」状態にできるかによって決まる

 

 プロの指標は一つしか存在せず、それは少額の損失である(勝つことは真の指標ではない)

 

◆どのようにマーケットは語りかけてくるか

 信頼できるテクニカル指標が機能しなくなった時、彼らはテクニカル指標の有効性を疑うことはしない

 むしろ、彼らはそれをマーケットの愛情のこもったウィンクとして受け止める

 

◆成功するための負け方

 我々は負けたトレードのすべての要因を明るみに出して、とことん考えなければならない

 注意深く精査すれば、意識して、あるいは無意識に恐怖を抱いた結果、みすみす逃した利益には何らかの共通する特徴がある

 ・50ドル以上の価格がついている銘柄を避けている

 ・IT関連銘柄を避けている

 ・買値と売値のスプレッドがひろい銘柄を無視している

 ・高寄りしている銘柄を避けている

 等

 

◆毎日を新しい気分で迎えること

 失敗による失望を忘れる一方で、そこから得た教訓だけを活用する能力を身につけなければならない

 重要なのは損失をさけるのではない

 損失からいかにいかに学ぶかが重要である

 

 個別の損失の話は、教訓を得てしまえば、我々の心から永久に葬り去らねばならない

 そして、毎日を新しい気分で迎えるのである

 

◆変えられないものを受け入れることを学ぶ

 トレーダーとして損失を完全に排除することは決してできない

 その成し遂げえないことを受け入れ、我々の力が及ぶ「損失をコントロールする」ことに注力すべきである

 損失を避けるのではなく、損失をコントロールすることに大半の時間を注ぎ込むべきである

 

◆負けが勝ちになり得る

 損切りは負けではなく、勝ちなのである

 もちろん、損切った直後に上昇に転じる銘柄はある

 しかし、我々は、いかなる取引においても3%を以上の損失を被ることはない

 マーケットの地合いが悪い時には頻繁に損切らざるを得ないこともあるが、資金は残る

 

 そして、損切ったトレーダーは正しいポジションをとれる次なるチャンスを獲得でき、損切ったトレーダーには自尊心というプレゼントを得ることができる

 

◆大負けを軽蔑することを学ぶ

 少額の損失はプロのトレーダーの証である

 向上心のあるトレーダーに一つだけアドバイスをするとすれば、損失を小さなものにとどめる技術を学べということだ

 大きく勝つ技術にばかり注力している者は損失が避けられない時にどのように感じ、行動すべきかが分からないのである

 トレーディングでは、まず生き残ることを学ばなければならない

 

◆熟練したトレーダーの2の人生

 第一の人生は成長途上にある幼年期から青年期であり、第二の人生は壮年期として成長する時期である

 トレーダーも同じ時期を過ごすわけであるが、壮年期に移ることができる者はごくわずかだ

 トレーダーとしての壮年期は幼年期に得たすべての教訓に学び、消化し、実践に移すことが求められる

 

 幼年期の成長の効率を最大化するための最適な方法は、トレーディング日誌をつけることである

 

◆成長は時間の経過によって花開く

 勝利は、長い間の成長過程という旅路を無事に経た後に咲く花のようなものだ

 この旅路の最中にはほとんど勝つことはないし、旅路の前には勝ちようがない

 

 自らの内面的な成長を外面的な勝ち負けで判断することは間違っている

 同じ負け方を何回するかによって判断するほうが成長を測る尺度としては適している

 

◆負けることに耐えられなくなる時

 生き残れることができた者、負け続けている苦しい時期を耐え抜いた者こそ、成功の可能性が残されている

 彼らは負けることを受け入れ、利用することを学んだのである

 

◆授業料を最大限活かすために

 我々の授業料は損失を被るということである

 マーケットにおける経験を活かしているか、特に、損失を活かしているか、それとも無駄にしているか

 自分の失敗から学んでいるか

 

 

第4章へつづく